日本文学
国木田独歩の「武蔵野」です。 1898年の作品。発表当時は「今の武蔵野」というタイトルでした。 素敵な、画像ですね・・・。 あらすじ、は、ありません。 ひたすらに、当時の武蔵野の景色を、詩的に紹介していきます。ストーリーがありません。小説ではなく…
泉鏡花の、「高野聖」です。 1900年の作品。 泉鏡花の代表作で、日本近代文学の、幻想小説のさきがけと言われています。 あらすじです。ちょっと長いです。 ~若狭へ帰省する旅の車中で「私」は一人の中年の旅僧に出会い、越前から永平寺を訪ねる途中に敦賀…
泉鏡花の、「外科室」です。 1895年の作品。「歌行燈」から、15年溯りました。 泉鏡花の初期の作品です。 あらすじです。 ~貴船伯爵夫人は胸部切開の外科手術を受けることになったが、自らの秘めた愛を口走ることを恐れ麻酔をかけられることを拒み、手術中…
泉鏡花の、「歌行燈」です。 今回から何回か、泉鏡花の作品の予定。 そして私はまた、順番を間違えました。先に読むべき作品がいくつかありました。 1910年の作品なんですよ、これ。前回紹介した、樋口一葉の「十三夜」が1895年の作品ですから、15年も飛ばて…
今回で樋口一葉は終わり。 最後は「十三夜」です。 1895年の作品です。紹介した4作品の中で、「大つごもり」だけが1894年の作品。あとの3つは1895年の作品です。 そして、1896年に、樋口一葉は24歳で、その短い人生を終えます。 晩年の1年2か月の間に、日本…
今回も樋口一葉。3回目の登場です。 暗いです。心が落ち込んでいます。 画像ちっさいな。まぁいいか。雰囲気はありますね。 今回もwikiさん頼ります。頼りっきりですもう。 ~丸山福山町の銘酒屋街に住むお力。お力は客の結城朝之助を愛したが、それ以前に馴…
前回に引き続いて、樋口一葉の作品です。 今回は、「大つごもり」。大晦日という意味だそうです。 最近wikiさんに頼って楽しちゃってますが、今回も頼らせていただきましょう。 あらすじです。 ~18歳のお峰が山村家の奉公人となってしばらくした後、お暇が…
今回は、五千円札でおなじみ、樋口一葉の「たけくらべ」です。 樋口一葉なんですが、wikiでは浪漫主義となってますが、擬古典主義に分類されることもあるようです。 文章は思いっきり擬古文です。かなり読みづらい。森鴎外のドイツ3部作のあとに読んだのです…
森鴎外のドイツ3部作、最後は、「うたかたの記」です。 順番でいうとこれが2つ目。 悲恋のお話です。 wikiにあらすじがあったので、拝借。 ~ドイツ・バイエルン王国の首都ミュンヘン。日本画学生の巨勢は、六年前にミュンヘンで出会った花売り娘のマリイ・…
今回は、前回に続いて、森鴎外の作品です。 「舞姫」「うたかたの記」とともに、「ドイツ三部作」の一つと言われている「文づかい」です。 正しい順番は、「舞姫」→「うたかたの記」→「文づかい」だそうです。 読む順番間違えました。何も調べずに読んじゃっ…
今回は、森鴎外の、「舞姫」です。 超有名な作品ですよね。教科書に載ってますもんね。 あらすじを簡単に申し上げますと、主人公である豊太郎が、ドイツでエリスという少女と出会い、恋に落ち、彼女は妊娠しますが、豊太郎は友人の忠告もあり、日本へ帰る決…
今回は、幸田露伴の、「風流仏」です。 幸田露伴2回目の登場。 擬古典主義の作品です。今回で擬古典主義は終わりにしようかな。 以前紹介した「五重塔」よりも古い作品です。 「風流仏」で評価され、「五重塔」で、文壇での地位を確実なものした、そうです。…
今日は、尾崎紅葉の「二人比丘尼色懺悔」です。 今回も擬古典主義の作品。 尾崎紅葉は、「金色夜叉」で有名ですね。 そのうち読むつもりです。 比丘尼とは言うまでもなく尼さんのことですね。女性の僧のことです。 ある尼さんの住む草庵に、別の尼さんが迷い…
日本文学第3回、山田美妙の「武蔵野」です。 前回に続いて擬古典主義の作品。 時代小説みたいな感じです。 前回の幸田露伴の「五重塔」は、擬古典主義の中でも、「理想主義」と言われており、人間はかく生きるべきだ、みたいなのを描いているそうです。 私の…
日本文学の2回目。 幸田露伴の五重塔です。擬古典主義の作品。 写実主義の浮雲を前回紹介しましたが、今回は擬古典主義。 写実主義は坪内逍遥が西欧から引っ張ってきた考え方で、それに対抗して、日本の古典も大切にしようよ!!っていうのが、擬古典主義。 …
日本文学の第1回は、二葉亭四迷の「浮雲」です。 明治18年、坪内逍遥という人が、「小説神髄」という文芸論を発表します。 ここから日本の近代文学がスタートします。 彼が提唱したのが写実主義と言われています。 「写実」とは、「人情・風俗を主観を排して…