日本文学第3回 山田美妙 - 武蔵野
日本文学第3回、山田美妙の「武蔵野」です。
前回に続いて擬古典主義の作品。
時代小説みたいな感じです。
前回の幸田露伴の「五重塔」は、擬古典主義の中でも、「理想主義」と言われており、人間はかく生きるべきだ、みたいなのを描いているそうです。
私の、「道徳の授業みたい・・・・」っていう感想も、間違ってはいなかったようです・・・。
今回の「武蔵野」は、擬古典主義の中でも、最初に紹介した「浮雲」同様、写実主義に近いようです。
言文一致の作品でもあります。
「浮雲」とほぼ同時期。
ここから感想ですが・・・。
短いし、ただ人が死ぬだけ、って感じで・・・。
「浮雲」のように、心の中を描くでもなく「五重塔」のように教訓めいたものがあるわけでもなく・・・。
文章の美しさを楽しむのが正解なの・・・?
でもわかんない。私まだまだ美しさわかんない。
今とは言葉違うし余計にわかんない。
これと比べたら前に紹介した2作品のほうがとてもよかったです正直。
きっと文学の歴史的には意味のある作品なんでしょう。
私には良さがわかりませんでした・・・。