番外編 映画「告白」
今日は仕事終わって家帰って、なんとなく本を読む気にもならず、酒飲んで映画観ました。
湊かなえのベストセラー小説「告白」の映画版です。
せっかく見たんで感想書こうかなって。
アウトプットの練習です。
音楽も本も、自分の感想、思ったことをアウトプットするのってすごく難しい。
なかなか慣れず、苦戦してます。
「告白」2回目なんですけど。びっくりするほど覚えてなかったな。
本も読んだはずなんですけど・・・。
とても簡単にあらすじ言いますと、松たか子演じる教師が、受け持ってるクラスの生徒に自分の娘を殺され、復讐するって話です。
生徒は中学生なんですが、おかまいなしに、ものすごーく陰湿な復讐をします。
主に、精神的に。
身体的にもですが。
でも教師は、全然楽しんでる様子はありません。使命を果たすかのようです。
義務感か。
淡々と話す松たか子怖いです。
でも復讐する様子見てて、ちょっと気持ちいいなって思っちゃったんですよね。
そこにすごく自分でぞっとしてしまって。
ざまぁみろって気持ちになってしまったのかな。
何とも言えない気分にさせられる。悪いことしたような気分に。
湊かなえさんの小説何冊か読んだことがあるんですけど、そういうところを考えさせる作品が多いのかなって思ってます。
何作か読んで思ったのは、この人、人間嫌いそうだな・・・。でした。
性悪説論者っぽいなって思ってしまって。
人間の悪いところを描くのがうまいからなのかな。
みんなどっか悪いところあるだろ。
お前にはいいところに見えても、、他の人には悪いところだったりもするだろ。
って言われてるかのよう。
んで結果、救いのないエンディングです。みんな不幸。
復讐した教師も不幸。
人間の悪い所見せられてどう思うかって、そうならないようにしたいなって、それだけです。
真っ当にに生きたいなって。
でもそんなのは、松たか子演じる教師も思ってたはずで。
大雑把に言ってしまえば、彼女が復讐に走ったのは、運が悪かったわけで。
自分も運が悪ければそんなひどい目に合うだろうし、誰にだってもしかしたら、起こりえることなわけで。
自分はそんなときにどうなっちゃうんだろうな。
今日ぞっとしたのはその部分で、復讐を気持ちよく見てたってことは、肯定的に見てたってことで、自分も同じ立場になったら、同じことをしてしまうかもしれない。
そこが怖い。
じゃあ復讐しないのが正解?愛する人を奪われても?
倫理的にはもちろん正解なんだろうけど。
そんなことを考えさせられました。
本当に、何とも言えない気分にさせてくれる、いい作品でした。
そして、アウトプットは今日もうまくいきませんでした!!!